自社の強み

成約案件は紹介が4割!専門家集団とともに誠実さで業績を伸ばしている、株式会社たすきコンサルティング

2005年に経営・財務コンサル会社として設立された株式会社たすきコンサルティング。社内に公認会計士や税理士が在籍しているため、高度な専門知識を要するM&A案件もスピーディーに進めることができます。
大切にしているのは「誠実さ」です。たすきコンサルティングは、顧客からの信頼を積み上げることで成長してきました。これからも顧客満足を重視しながら、社員とともに成長していきたいという代表取締役の森田修さんに、たすきコンサルティングの創業経緯や将来のビジョンについてお話しいただきました。

[プロフィール]
株式会社たすきコンサルティング
代表取締役 森田修さん

1974年大阪府生まれ。日本大学文理学部卒業後、東洋大学大学院経済学研究科を修了。2004年に税理士免許を取得し、IPOコンサルティングに携わる経験を積む。2005年に株式会社たすきコンサルティング(当時:株式会社クリアコンサルティング)を創業し、代表取締役に就任。M&A・組織再編コンサルティングが得意分野で、税務・労務・株式公開など幅広い分野で事業を展開している。小学校から始めた剣道は六段の腕前を持つ。

今しかできないことをしないと後悔する

――たすきコンサルティング創業の経緯をうかがいたく、まずは森田社長の簡単な経歴を紹介してください。

小学校1年生から20代半ばまで剣道を続けていました。自分で言うのも気恥ずかしいですが、腕前はなかなかのもので中学校時代には多くの高校から推薦入学の誘いが来たほどでした。勉強と剣道のどちらに力を入れるかについて迷いましたが「今しかできないことをしなければ後悔する」と思い、高校進学後も剣道に邁進することを決めました。インターハイに出場したり、近畿地方の大会で優勝したりと実績を重ね、社会人になってからも実業団に入って剣道を続け、全国ベスト8に入ることができました。
仕事半分、剣道半分といった暮らしを送っていた私に転機が訪れたのは、26歳のとき。剣道をやめて、勉強とビジネスに集中しようと決意したのです。

――なぜ努力する先を変更したのですか?

当時、私は事業会社で営業をしていましたが、その時に出会った経営者に対して、自社サービスの範囲外に対してはお応えができず、とても無力感を感じていました。
多くの経営者は、経営自体の悩みや財務面での悩みを抱えている事が多く、もし財務や経営のコンサルができるようになれば、もっと人々の役に立てると考えるようになりました。
そのアプローチとして、まずは財務面を体系的に理解し、その道のプロフェッショナルになることが理想を実現するための第一歩と考え、税理士資格取得を目指し、勉強を始めました。そのころから、決して税理士だけにとどまろうとは思っていませんでした。

幅広い領域で、ベンチャー企業を支援したい

――働きながら税理士の資格を取るのは大変だったのではないですか?

ずっと剣道中心の生活を送っていたので、大変でしたね。しかし「やると決めたら、命がけでやろう」と決めて、睡眠時間は毎日4時間半、 土日も休まず勉強をしました。その甲斐あって29歳で税理士試験に合格。資格取得後はIPOのコンサルティングを行う会社で働いてベンチャー企業を多角的に支援しました。

――そこからなぜ、起業に至ったのでしょうか。

仕事は順調でしたが、時間が経つに連れて、少しずつ業務の幅が狭まっていきました。というのも、支援した企業が大手に成長したことで、総合的なコンサルティング業務が減り財務や経理業務など部分的な補助をする仕事が増えていったからです。
「私はやっぱり社の成長戦略や人事制度など、幅広い分野に関わる機会を持ちたい」。ベンチャー企業を支援するときのワクワクするような気持ちをもっと味わいたいと思いました。
そこで、31歳の時にベンチャー企業支援を主な目的とするIPOコンサルタントの会社「株式会社クリアコンサルティング」を設立しました。

信頼されているからこそ、M&Aの相談をされるように

――IPOコンサルタントの会社が、なぜM&A仲介をするようになったのでしょう?

株式会社クリアコンサルティングは創業してすぐに事業が軌道に乗りました。4〜5年が経ったころには、支援した会社が次々と上場します。そのうち、上場を果たした企業から「M&Aをして会社を大きくしたい」という相談を受けるようになったのです。具体的には、M&Aをするために株価算定や財務の調査、財務デューデリジェンスをしてほしいといった内容が主でしたが、少しずつ仲介業務も増えていきました。

――株式会社クリアコンサルティングは後に「株式会社たすきコンサルティング」に社名を変更しています。社名にはどのような思いが込められているのですか?

社名を変更したのは2018年のことです。社名の由来は、経営者から経営者へと事業や思いをつないでいくことができるようにという願いを込めました。世の中には事業承継ができずに廃業する企業が年間約5万社あります。一方でM&Aの成約件数は約4000件。M&Aの成約件数をもっと増やせれば、廃業しなくても済む企業が山ほどあるのです。私たちはM&Aによって、事業や経営者の思いをつないでいきたいと考えています。

社内に公認会計士や税理士がいるから、M&Aを多角的に支援することができる

――たすきコンサルティングには、どのような強みがありますか?

コンサルティング会社として事業をスタートしており、およそ20年にわたる財務コンサルの実績があるため、非常に細かな財務分析ができることです。社内に公認会計士や税理士が在籍し、適正な価値評価をサポートできる仲介会社はあまり多くないのではないでしょうか。
このような強みは、例えば子会社を複数持つ企業がM&Aをするときなどに役に立ちます。通常、大企業は連結決算の作成義務がありますが、なかには適切な会計を行なっていない企業もあり、そのような場合は財務・会計処理のお手伝いをする必要があります。たすきコンサルティングには有資格者がいるため、第3の関係者を増やすことなく対応ができるのです。また組織再編の支援にも強みがあり、他社だと税金が100万円かかるところを、50万円に抑える提案をすることもできます。
仲介だけでなくコンサルティングの視点を用いてM&Aを多角的にお手伝いできるところが強みだといえるでしょう。

――公認会計士や税理士が社内にいることは、たすきコンサルティングで働くM&Aアドバイザーにとっても利点がありますか?

専門知識を有する社員にすぐに相談することができる点は、心強いだけでなくお客様へのサービス向上にもつながります。
外部の会計事務所などに相談や問い合わせを行う必要がなく、社内でさっと質問ができるため、お客様へのレスポンスが早くなるほか、知識の積み上げができるためにアドバイスの品質も向上するのです。コンサルティング会社でM&A事業を行うからこその利点だといえるでしょう。

心から「M&Aをして良かった!」と感じていただける仕事を

――たすきコンサルティングが事業を展開するうえで心がけていることは何ですか?

何よりも「誠実さ」を大切にしてきました。これは私たちの経営の原点でもあります。ですからお客様に対してはもちろんのこと、社員一人ひとりに対しても、嘘はつかない、相手の意思を尊重し、話には耳を傾けるといった誠実な対応を心がけています。
私たちは、譲渡企業・譲受企業の双方とお取引をさせていただいているので、社員には「どちらかに偏ってしまうことなく、どちらに対してもメリットが出る良い仕事をしよう」と日頃から話をしています。無理な譲渡やいい加減な売買によって無理やり売上を積み上げるのではなく、お客様にとって「譲渡できてよかった」「譲受できてうれしい」と心から感じていただけるような仲介をすることが、私たちのなすべき仕事だと考えています。

誠実に仕事をしているからこそ紹介案件が増え、営業が効率的に

――「誠実さ」は経営上の武器となりうるのでしょうか?

誠実に仕事に取り組むことで、紹介による依頼が増え、業務効率化を図ることができています。架電をして営業をしなくとも、お客様が新たなお客様を紹介してくださり、案件が増えていくのです。当社のM&A仲介成約件数の内訳を見ると、アウトバウンド営業の割合が約6割、紹介が約4割で、紹介件数が非常に大きいことがわかります。
お客様からの信頼を得るためには、丁寧な対応をするだけでは足りません。お客様が持つ資産価値を丹念に調べ、本当の利益に資する仲介をし、譲渡後も満足感を覚えるような仕事をすることが必要です。つまりは、実力が伴わないとならないということです。「誠実さ」は重要ですが、それは実力と合わさって初めて価値を持つものだと思います。

――誠実な仕事をしてもらうために、社員にどのような働きかけをしていますか?

お客様による紹介があった際は、担当していた社員を大勢の前で祝福しています。紹介は誠実な仕事をした末にお客様が信頼してくださったという証。素晴らしい結果を残した社員として、全社に紹介します。

いつかはみんなが経営者に

――森田代表が描いている経営のビジョンをお聞かせください。

M&Aの仲介は、勉強、人脈作り、営業活動などさまざまな領域での努力が必要な仕事です。しかしやりがいもある「最高の仕事」だということもできるでしょう。M&A仲介で培った人脈、能力、根性などを生かして、ゆくゆくは社員全員が経営者になってほしいと思っています。
地方出身者なら、地元に会社を作って、地域を盛り上げることができます。最初は規模の小さい会社を経営し、数年後にもっと規模を大きくして経営に挑戦するのも良いですね。
私は経営をとても楽しいと常日頃から感じているので、ぜひ多くの方にこの面白さを味わってほしいと考えています。社員の皆さんには、たすきコンサルティングでたくさん勉強をして、誠実に仕事をして、能力を身につけて、将来は立派な経営者として活躍していただきたいと思います。

The Deals編集部

The Deals編集部

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