2020年に設立され、急速な成長を遂げている株式会社ペアキャピタル。新しいことに次々とチャレンジがしやすい環境が整っていることから、大手企業で堅実なキャリアを築いた後に入社する人もいます。自身のキャリアの中盤で大手保険会社とメガバンクから転職を果たした2人に、新たなチャレンジの意味とペアキャピタルで成し遂げたいことなどをうかがいました。
[プロフィール]
アソシエイト 中村 将彰(左)
大学卒業後、大手保険会社に入社。近畿地方で約10年間、営業所長として運営・採用・社員教育を行いながら、個人・法人営業に従事。法人営業として中小零細企業へ訪問する中で、後継者問題に悩む経営者に多く接する。経営者やご家族、従業員、周りの方々のより良い未来を提供出来るM&Aという手法に感銘を受け、ペアキャピタルに入社。アソシエイト 明山 哲(右)
慶應義塾大学卒業後、株式会社三井住友銀行にて主に中堅・中小企業の成長戦略や企業再生、事業承継、海外進出の支援の他、市場部門にて法人向けにグローバルでの為替リスク、資金管理手法、デリバティブセールスに従事。日々経済活動を追う中でM&Aによる企業支援、成長に可能性を感じ、M&A業界へ転身。
目次
――お二人はそれぞれ大手保険会社とメガバンクで堅実な道を歩んでいましたが、キャリアの中盤で大きく舵を切り、ペアキャピタルに入社されました。その理由を教えて下さい。
中村:前職の保険会社で働くなかで、中小法人の経営者の方々とお会いする機会が数多くありました。経営の課題について知るうちにM&Aが解決につながる手法であることを実感し、この業界を目指すことにしたんです。自分のなかでちょうどチャレンジがしやすいタイミングであったという背景もあります。
明山:私も前職の銀行員時代に中小企業のオーナー様と接しているときに、経営課題や事業承継について悩まれている方が多くいると知り、なんとかしたいと考えるようになりました。ちょうどそのころ元同僚だったペアキャピタル代表の田中と連絡を取り合っており、M&Aが課題の解決方法になると聞かされ、入社することにしたんです。
――数あるM&A仲介会社のなかで、ペアキャピタルを選んだ理由を教えて下さい。
中村:代表の田中の人柄に魅力を感じました。話しているだけでわくわくし、この人とならばどんなことでも成し遂げられるのではないかと思ったんです。田中が進む道を自分も一緒に歩んでみたいと思いました。また、インセンティブ率が非常に高いという点も入社の動機になりました。
明山:ペアキャピタルは実に魅力的なインセンティブ率を設定していると思います。以前、田中は「汎用的に誰でも稼げるような仕組みを構築している」と話していました。
中村:それから面接時には他の社員とも話しましたが、優秀な人が多いと感じたことも魅力的に映りました。
明山:本当に優秀な人が多いですよね。ペアキャピタルの社員は多種多様な経験を積んでから入社している社員が大勢います。そのなかには各業界でトップクラスの活躍をされていた方も少なくありません。
中村:これは入社後に感じたことですが、さまざまな業界で活躍していた人たちが集まっているからこそ、助け合って仕事をすることができています。それぞれの知識を持ち寄って相談をしながら案件を進めることができているんです。ペアキャピタルには互いに教えあったり、情報を共通しあったりする文化が醸成されています。積極的に声をかけて助け合うカルチャーがあるので、何か困っていそうな雰囲気のある人がいれば「大丈夫ですか」ってどんどん声をかけるんですよ。
――ペアキャピタルの将来性をどのようなところに感じていますか?
明山:日本社会に数多く存在する事業継承の課題解決に直接的に取り組んでいるので、大きな成長性を感じています。今後はよりスピード感を持った事業展開ができるのではないでしょうか。さらに海外にも拠点を広げていくので、ますます成長していくと思います。
中村:そうですね。M&A仲介のニーズは今後はますます高まっていくものと考えられます。意思決定が早く機動力のあるペアキャピタルは今後も急成長を続けていけるのではないでしょうか。社員は圧倒的な行動量を示していますし、社内の体制も柔軟にどんどん作り変えています。人員も積極的に増やしているところですので、将来性を感じます。
――安定した大手企業からベンチャー企業への転職は怖くはなかったのですか?
中村:恐怖がまったくなかったというわけではないのですが、それ以上にわくわくする気持ちがありました。田中についていけば、もっともっと自分が成長できると感じたんです。
明山:私も同じです。人は一生のなかで何回のチャレンジができるのかはわかりませんが、ここがチャレンジのしどころだと思いました。田中が魅力的であったことは間違いありませんが、それだけでなく他の役員や社員の方々を見て、ここでならチャレンジをする価値があると感じたんです。
――これまでの経験をどのように生かしていますか?
中村:中小企業の経営者と話す機会が多かった分、コミュニケーションの面ではこれまでの経験を生かすことができているといえるかもしれません。しかし自分としてはまったく畑の異なる場所に来たという意識があるので、あまり過去の経歴については目を向けていません。
明山:M&A仲介はよく総合格闘技に例えられるように、何でもできなくてはならないんです。なので、これまでの経験で役に立つことというのは本当に一部になるかもしれませんね。
――大手企業でキャリアを積んでから入社したからこそできる、ご自身の役割は何だと思いますか?
中村:まずは実績を上げ、自分たち自身が転職の成功例となることだと思います。M&Aに関するスキルがないまま30代後半で入社したとしても活躍できることを示せれば、同年代の求職者へのアピール材料となり、さらに仲間を増やすことができると思っています。
明山:自分が持っている知識やノウハウは生かしますが、どちらかというとゼロからのスタートとなってもいいからM&A仲介の仕事を頑張りたいと思い入社しました。なので、これまでのことにはあまりこだわりがないんです。銀行員時代から事業継承にまつわるお客様の課題解決をしたいという考えはあったのですが、当時はノウハウが少なく歯がゆい思いをしていました。だからこの業界に身を置き、改めて事業継承の方法を学んで、お客様の役に立ちたいと思ったんです。
中村:同じく、保険会社もお客様の役に立てる局面というのは限られています。しかしM&Aはさまざまな形でお客様の経営に貢献することができる。これまでのキャリアや経験にはこだわらず前向きに業務に取り組むようにしています。むしろ、新入社員のような気持ちでゼロから頑張っていこうと思い入社しました。
――20代の社員が多数を占めるペアキャピタルにおいて、30代後半のお二人は「やりづらさ」のようなものを感じることはありませんか?
中村:まったくありません(笑)。社員は本当にいい人ばかりなので。
明山:私もないですね。平均年齢は29歳ぐらいの会社なのですが、年齢などは一切関係なく接してもらっています。私はこの業界に、そしてペアキャピタルというベンチャー企業に飛び込むチャレンジをして本当に良かったと思っています。意義のある仕事ですし、この年代になっても新しい挑戦をできたこと自体素晴らしいことだと思うんです。「チャレンジしてみよう」と口で言うことはできますが、なかなか実践している人は多くありません。結構、周りの人たちには羨ましがられますね。
――今後の目標をお聞かせください。
中村:1日も早く成約させて、成功体験を積みたいと思います。早く一人前になって、チャレンジの場を与えてくれたペアキャピタルに恩返しをしたいですね。
明山:グローバル社会のなかでは世界に目を向けることも大切ですが、今後は地域のことにも目を向けていかなくてはなりません。代表の田中はよく47都道府県に営業所を作っていくと話しており、私としても地域に密着した体制づくりに貢献していきたいと思っています。
――どのような人にペアキャピタルで働くことを勧めたいと思いますか?
中村:M&A仲介の業界全体に対していえることですが、やはり頭の良さや根気強さは必要だと思います。さらには、緻密に顧客とのコミュニケーションができること、精神的な強さがある方であればおすすめできると思います。
明山:そうですよね。タフさと誠実さ、この2つが大切だと思います。お客様のことを本当に思って貢献したいと思ってもらえる人に来ていただきたいですね。
――入社を検討している方へのメッセージをお願いします。
中村:ペアキャピタルは本当にいい会社だといえます。働きがいがあり、夢のある仕事ができるので、前向きに努力し続けることができる方であればぜひきていただきたいです。
明山:人生は一度きりですから、それをどう使いたいかをよく考えていただき、転職を決めていただくのがいいと思います。人生のなかで「今だ!」というタイミングがあるはずなので、ぜひそれを見極めて来ていただければと思います。
The Deals編集部
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