会社の成長

経営者になって社会貢献をしたい。たすきコンサルティングでスキルと知識を磨く

[プロフィール]
企業提携第三部 部長 加藤 明さん
1981年生まれ。大学卒業後、食品メーカーに入社し、マーケティング・経営企画部門にて戦略策定やM&A実務を経験。2018年にたすきコンサルティングに入社し、製造業・建設業・運送業・不動産業を中心に幅広い業界の経営をサポート。事業継承を中心とした戦略的M&A、事業再生等を20件以上支援している。

社会的な意義のある事業を営む経営者になりたい

――たすきコンサルティングに入社した経緯を教えてください。

食品メーカーに勤務していたころに社会的に意義のある事業に取り組んでいる方々に出会い「自分もそのような事業を営む経営者になってみたい」と考えたことがきっかけです。とはいえ、私には財務や会計、法律に関する知識など、経営に必要なスキルやノウハウはまったくありませんでした。そこで働きながら経営について学べる方法を模索していたんです。そんなときにたすきコンサルティングの代表の森田を紹介され、この会社でならM&A仲介をしながら経営に必要な知識を身につけることができると教えられました。
また、業界研究をするうちに後継者不足が日本経済の大きな課題になっていることを知り、M&A仲介をすることは社会的に意義が大きいと知ったことも入社の後押しとなりました。

――では、入社当初から独立を視野に入れていたということでしょうか。

はい、そうなんです。さらに、たすきコンサルティングは企業のサポートだけではなく、自ら有力な企業に投資を行い、子会社化して経営していくことも成長戦略の一つとしています。その際に社内から経営者を立てて子会社に派遣することも検討していると聞いたので、将来経営者になるための選択肢が増えることになると思いました。

――将来、経営者になるために心がけていることはありますか?

スキルや知識は日々の仕事に真面目に取り組んでいれば自然と身についていくので、経営に大切な心がけを学んだり、人脈を作ったりすることを意識しています。心がけについては顧客である経営者の皆様から学ばせていただいています。お話しをすることでとても多くのヒントを得られています。人脈を増やすためには、何よりもまず相手が必要としているサポートを提供することが重要だと思っています。こちらが相手に喜ばれる紹介をしていれば、逆にご紹介をいただけることもあるのではないでしょうか。

――たすきコンサルティングで成し遂げたいことを教えてください。

残念なことに、現代日本には黒字廃業を選択せざるをえない企業が数多くあります。後継者不在によって困っている企業を1社でも多く救って差し上げたいですね。もちろん、個人の能力を磨くことも頑張っていきたいです。

経営者の想いを引き継ぎ、6年で20件の成約

――加藤さんのこれまでの実績を教えてください。

事業再生等を含みますが、だいたい6年間で20件ほどです。母数が多いこともあり、建設業企業を数多くサポートしてきました。前職が食品メーカーだったので、食品製造業も得意分野です。

――これまで手掛けた案件で特に印象に残っているものを教えてください。

実は2024年4月1日に同時に3件のクロージングを行いました。業界も目的も全くことなる案件だったのですが、年度始めの日にスタートを切られることを望まれていて、このようなことになりました。1社目は後継者不在の電気工事業の会社の株式譲渡、2社目は老舗の食品製造業の再生支援、3社目は成長戦略型M&Aでした。おそらくこれだけの案件を一度にクロージングしたのは前代未聞なので、非常に印象に残っています。

――思い出に残っている成約案件について教えてください。

後継者不在の企業を救済できた案件です。契約締結の場である調印式の際、ご自身が創業されてからの苦労や譲渡への想いがこみあげてきて譲渡主様が号泣されたことがありました。想いの詰まった企業の存続を支援できたこと、今後も成長が見込める状況に持っていくことができたことで私も感極まり、涙が出そうになりました。
やはりM&A仲介は、経済的な意味があるだけではなく、経営者の想いを引き継いでいくための仕事でもあるので、お客様の感情に寄り添うことを大切にしています。

必ず自分も成長できる仕事。日々、達成感を覚えながらチームで前向きに頑張りたい

――加藤さんは管理職としても活躍されています。部の目標を達成するためにどのようなことに取り組んでいますか?

部の売上目標を細分化し、わかりやすいKPIを設定することで、目標達成のために何をすればいいのかを理解させ、行動に移しやすくしています。もちろん、コミュニケーションを増やすことも大切です。たすきコンサルティングには未経験者が多数入社してくるので、相談しやすい雰囲気づくりを意識しています。

――コンサルタントは何を大切にして働くべきだと考えていますか?

部下には「調整力」を磨くことが大切だと繰り返し指導しています。コンサルタントとしてお客様に価値を提供するためには、右から左にただ情報を流していてはいけません。商談をするときには毎回そのときどきのゴールを定め、そこへ向けて調整を行うことが重要です。
M&A仲介の仕事は、どうやっても解決できないように思える困難にぶつかることが少なくないのですが、よく検討してみればお客様のお話のなかに解決のヒントがあったり、思いも寄らないスキームが存在していたりします。諦めず取り組み続ければ道は開けるんです。それによって必ず自分も成長できる仕事なので、部下には「一緒に高みを目指していこう」と話しています。

――部として大切にしていることを教えて下さい。

同じ方向を向いて、チームとして機能していける環境の構築を心がけています。たすきコンサルティングでは案件の発掘からクロージングまで部内で手掛けていますが、やはり未経験ではエグゼキューションのところを一貫して取り組むのは難しい。そのため先輩社員や上長がフォローしながらゴールを目指すことになります。その分、未経験者の方には発掘の方を頑張ってもらうなど、互いに支え合いながら仕事を進められるように取り計らっているんです。全員が日々達成感を感じやすい組織にすることを心がけています。

専門性を誠実さでこれからもたすきコンサルティングは伸びていく

――今後、たすきコンサルティングはどのような会社に育っていくと思いますか?

現在、M&A仲介を担う企業は非常に増えてきており、お客様としては委託先を選べる状況になっています。そのなかで抜きん出た存在になるためには、たすきコンサルティングの強みをしっかりとアピールしていくことが大切でしょう。
たすきコンサルティングの強みはやはり、財務会計コンサルティングの企業として始まっているところにあると思います。専門性を生かして業務に取り組むことが差別化になるのではないでしょうか。また、たすきコンサルティングが大事にしている誠実さについても引き続き強化していくべきです。これはすなわち顧客志向とも言えるので、お客様に認識していただけるようになるまで、きっちりと行っていくべきだと思います。

――森田社長に対して感じていることを教えて下さい。

社員の話を非常に親身になって聞いてくれる社長です。会食をした後に一緒にタクシーに乗っているときなど本当にじっくり話を聞いてくれます。むしろちょっと社員の話ばかり聞きすぎなのではないかと思うくらいです(笑)。

――誠実さを体現するために、チームメンバーにはどのようなメッセージを伝えていますか?

相手の利益になることを一つずつ実現していってもらいたいと考えています。商談後は、内容をフィードバックすることで成長を促していますが、それよりも日々のお客様とのやりとりのなかで学ぶことの方が多いでしょうね。

――今後、どのような人と一緒に働きたいと思いますか?

やはり事業に対する想いが強い方と一緒に働きたいと考えています。私の場合は、社会的な課題を解決するための事業をしたいと考えていたので、困難があっても乗り越えようと思うことができました。
M&A業界を未経験で入社したとしても知識やスキルは身についていきます。社会的な課題を解決したい、困難を乗り越えていきたいといった想いがあれば活躍できる職場です。熱意のある方のご応募をお待ちしています。

The Deals編集部

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